沿岸に建設されたコンクリート構造物を塩害から守る塗料
塩害対策撥水塗料(福井)
プロジェクトの概要
大学との産学連携プロジェクトを通じて誕生したコンクリート用『撥水剤C3ー25』が沿岸に新設された鉄筋コンクリートの塩害対策として採用されました
お客様の課題
福井県の東尋坊に新たにコンクリート構造物を建設する事なりました。しかしながら長年、海岸近くの鉄筋コンクリートは塩害による鉄筋腐食が問題となり、最悪は崩落事故にもつながります。そこで塩害対策に効果的で打ち放しコンクリートの見た目が変わらないクリア塗料をご依頼を頂きました。
ご提供した解決策
日研ではかねてから名古屋工業大学の研究チームとコンクリート用撥水剤の研究開発をすすめておりました。3年の歳月をかけてコンクリート内部への水の吸水率が3%以下と言う既存製品と比べても断トツに優れた撥水力でコンクリートの空隙に浸透してシロキサン結合を形成し長期的な撥水効果を維持出来るシラン系コンクリート含侵撥水剤C3シリーズの開発を成功させ、塩害対策としてもこちらの塗料をお客様にご提案しました。
また撥水剤C3シリーズ塗料はMS-90などと組み合わせる事で劣化したコンクリートの強度回復とともに撥水性を付与する事で、より長期的なメンテナンスフリーが実現できる製品となりました。
使用した製品と特徴
製品名 | C3-25,MS-90(水性シリケート系コート剤/無機塗料) |
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主な特徴 | 撥水塩害対策メンテナンスフリー含浸 |